ファミリーコンピュータのAボタンが押したら戻らない・反応が無い場合
コントローラーの外し方
基盤側のコントローラーのコネクタも外していきましょう。
ファミリーコンピュータは年代物で、あらゆる所の接続箇所の固着だったり、部品の劣化だったりと分解途中で割れたり、壊れる可能性があるので、こういうペンチもあると安全で便利なので、用意しておくと良いです。
この先が細くなってるタイプのラジオペンチで100均でも気軽に手に入るのでぜひ!
1コントローラー/2コントローラー共に黄色の部分を引っ張ると取れます。
しかしここの部分が固く、なかなか抜けなかったので、上記で説明したラジオペンチを使っていきます。
そうするとあまりチカラを入れなくても軽くコネクタが抜けました。
コントローラー分解
前回コネクタを外したコントローラーになります。
画像だと比較的に綺麗に見えますが、実際のところ金色の所なんかは、透明な保護シールが剥がれており、横長に傷みたいな線が無数に入っています。
そして1コントローラーの「A」ボタンはファミリーコンピュータのコントローラー特有の、ゲームのやりすぎで逝っております。
昔のファミリーコンピュータのソフトは「A」ボタン連射とかかなり酷使していましたからね。
私の昔の所持していた1コントローラーの「A」ボタンも逝っておりました。
ファミリーコンピュータのコントローラーの分解は簡単です。
黄色い矢印のネジを外していくだけです。
このネジは本体で使用した+ドライバーでは大きすぎて回らないので、「精密ドライバー」を用意します。
これも100均で売っていたやつです。
これで1・2コントローラーのネジを各6本合計12本回していきます。
こちらも本体の時と同じように、ネジを無くさないように、小物入れに入れておきましょう。
精密ドライバーで回すだけあってネジ自体が結構小さいので注意してください。
そしてネジが錆びていたりすると、このコントローラーのネジ山はすぐなめるので気をつけてください。
昔私が所持していたコントローラーの最後の方は、もちろんネジ山はなめてしまって、開かずのコントローラーになりました。
ネジを取るとこのような感じで収まっています。
本体からくるコードもちゃんと引っ張り対策の為にクネクネと曲がって収まってますね。
基盤をどけるとこのようになってます。
十字キーやボタンなどゴム素材で出来てます。
これがへたると、いわいる「ボタンが逝った」状態です。
これにてコントローラーの分解は終わりです。
本体と比べるとコントローラー自体の分解は簡単ですね。
もし「ボタン」が逝ってる場合、白いゴムの部分はネットで探せば部品だけ売ってるので、交換したい時はそちらで変えてもいいのではないでしょうか。
とりあえずこのコントローラーの部品は、手垢やホコリが詰まっているので、念入りに綺麗にしていきましょう。
歯ブラシを使って、隅々まで水洗いしておきます。
コントローラーの掃除
それではこちらから掃除していきましょう。
2コントローラーのマイクの部品とネジを掃除していきましょう。
基本、電子基盤関係の掃除になるので、過去記事でも紹介した、無水エタノールで掃除していきます。
過去記事でも書きましたが、水拭きや、無水エタノールでは無いエタノールでの掃除は故障の原因になるので注意してください!
無水エタノールを入れたスプレーを欠けて綿棒で掃除していきます。
この細かい作業が苦手な人は嫌な作業かもしれませんが、私はこういうチマチマした作業が好きですね。時間を忘れてやってしまいます。
このように綿棒でフキフキすると汚れが面白いほど取れていきます。
この掃除した感も凄くいいですね。
基盤も綺麗にしていきましょう。
基盤のボタンのある位置は、黒くなっているのでそこを重点に、無水エタノールを湿らせた綿棒で綺麗にしていきます。
このようにサッとなぞるだけでも黒い汚れが取れます。
十字キー・ボタン・マイク部分とやっていきましょう。
1コントローラーも同じように綺麗にしていきます。
仕上げにボタンの黒い所は、前回紹介した「魔法の接点復活スプレー」でコーティングして終了になります。
これでとりあえずコントローラーの掃除は終わりになります。
次回は…
コントローラーのAボタンなどが逝った場合の対処の仕方を記事にしていきます。
子供の頃この対処をして、1コントローラーを復活させた人も多いのでは?(笑)
今回紹介した、私が利用してる掃除用品はこちらになります。
■無水エタノール
■接点復活スプレー
過去記事にもこの用品の詳細が書いてあります。
ファミコンあるある
ファミリーコンピュータの「十字キー」や「Aボタン」の大体の不具合はゲームのやりすぎになると起こる現象です。
この機体も1コントローラーは十字キーボタンとAボタンは逝っていました。
ボタンを酷使し過ぎるとゴムの部分が劣化・破損していき、いわいる「ボタンが逝った」状態になり、ボタンを押しても押しっぱなしになったり、反応がなかったりの原因になります。
このゴムの反発があるからボタンが正常に戻ってくれますが、ここが画像のように劣化して破れてしまうと、ボタンの反発は無くなります。
基本右はボタンはスーパーマリオみたいな非常に流行った右スクロールのゲームをやってると劣化していきます。
この当時のアクション系のゲームは大体が右スクロールが多かったですね。
そしてAボタンは主にどのゲームでも酷使されるボタンで、今のコントローラーのボタンっていっぱいありますが、ファミリーコンピュータはAボタンかBボタンしかなかったので、Aボタンの負担はかなりのものです。
しかも当時の「スターソルジャー」などの大人気だったシューティングゲームだと、「Aボタン連打」が主流で、あの1秒間に16連射(懐かしい(笑))が流行ったりしたので、大体のAボタンは酷使され逝っております。
ボタンが逝った状態の対処の仕方
いわいる「ニコイチ」ってやつです。
この「ニコイチ」をファミリーコンピュータのコントローラーのボタンのゴムに流用すると、2コントローラーは、現状は対戦や協力ゲームをしない為、ほぼ使用しません。
なので2コントローラーのボタンのゴムを、1コントローラーに付け替えてあげれば、1コントローラーのボタンは正常な動きに戻る事ができます。
もちろん2コントローラーは使い物にならなくなりますが…(もはや2人でファミコンをやる機会はないですからね)
そして!おすすめなのは「部品取り」というやつで、ジャンク品で安いファミリーコンピュータの本体を購入します。
この時にボタンの反発具合とか確かめておいてください。
中には本体自体黄ばんで汚いような物でも、コントローラーは正常で価格も300円~500円で売って場合もあるので、これを購入してそのままコントローラー自体を付け替えたり、ゴムの部分だけ付け替えたりするのも手ですよ。
もちろん互換性があればいろんな部品のいい所取りをして、より完璧な1台にしてもいいですね。
この方法もお試しあれ~!
コントローラーの組み立て
ではコントローラーを組み立てていきましょう。
これは1コントローラーですが、ゴムの部分は2コントローラーを流用しています。
この本体からくる線もしっかりと、画像の「~」ように巻いて、引っ張っても線にチカラが分散されるようにしていきましょう。
これでコントローラーのネジを留めて完成になります。
この洗浄でコントローラーはかなり綺麗になりました。
当初は手の垢やホコリが隅に溜まっていのですが、今は綺麗になっております。
このやった感が非常嬉しい瞬間でもあります。(ストレス解消♪)
大人の趣味におすすめ
大人のちょっとした趣味としてファミコンの掃除などチャレンジしてみてはいかがですが?
子供の頃に戻った感覚でとてもストレス発散にもなるし、お金のかからない趣味としてもおすすめです。
もちろんこれから先も、本体だけではなく、思い出深いファミコンのカセットも掃除していきますよ。
その為にもうカセットの方は数点購入しております。お楽しみに!